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2025年1月
先々月、雀が「絶滅危惧種」になるというコラムを書いたが朝日新聞で「農家はもう絶滅危惧種」という記事を見た。
今年の米は品薄で昨年の倍近くの価格で「米離れ」が進んでいるという。
何故こういう事になったのか?米の生産者代表の方は「50年続いた減反政策」が根本原因と言っている。
減反は2018年に終わったが、生産量は減り続け、慢性的な米不足は続くという事だ。
農家が一度失った意欲は戻らないし、設備投資する余裕もない。
魅力を失くした農家の子供達は会社員になった。
日本の食料品の自給率は、4年前の統計で35%、カナダが一番で233%、アメリカは121%、欧州ではイギリスが最低で70%だそうだ。
今の統計では多分35%以下かも。
当事務所のクライアントでも1件残った専従農家のご夫婦は75才過ぎで後継ぎはいない。
日本の農業、そして一次産業の将来を「絶滅危惧種」にしてはならない。
人間が生存するために必要なものを自給する体制が、この地球規模の絶滅危惧のなか、適正な政治力が不可欠としか言いようがない。
来年も元気でお会いしましょう!
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